紙のサイズ

紙加工仕上げ寸法

5列本版(765×1085)の場合

原寸サイズと名称の由来

※紙の種類については、原寸サイズです。

A列本判[625×880]
  • 菊判に近い判型がA判です。
  • A判は昭和4年にドイツの規格のA系列を取り入れ、国際規格に一致させて規格化されました。
  • A0判の面積は、1m2で、寸法は841×1189mmです。
  • このタテとヨコの比は、1:.√2となります。
  • この長辺を半分にした半裁は、545×841mmで、これもタテとヨコの比は、1:√2となります。
  • 以下、順に半分、半分としていけば、すべての相似系が取れるとても便利な比率になります。
  • このA5判(148×210mm)を16面どり32頁を作る全紙が、A列本判 625×880mmです。

このページの先頭へ

B列本判[765×1085]
  • A0の1.5倍の面積で、1:√2の比率になるのがB0判(1030×1456mm)
  • B6判(128×182mm)が、16面32頁取れるB列本判、765×1085mmで、四六判と近似する寸法となります。
  • コピーの拡大縮小の比率が81.7、123%といった半端な数字になるのは、このA、B寸法のためです。
四六判[788×1091]
  • 明治中頃迄、江戸時代の公用紙としての美濃判(9寸×1尺3寸の美濃紙を縦半分に二つ折りにした判型の和本で、寸法は、6寸5分×9 寸=197×272mm)の8倍を大八つ判(2尺6寸×3尺6寸)とし、イギリスの判型(クラウン判)に合わせて出版物によく使いました。
  • この大八つ判を 32面取りすると、4寸2分×6寸2分の紙が取れました。
  • このためこの用紙を四六判、書籍を四六判書籍と呼びました。
  • 四六判の書籍は現在 126~130×182~191mmと天地、左右とも各社に若干の差があります。
  • 四六判とB6判(128×182mm)の書籍は、出版物全体の30%近くを占めています。
菊判[636×939]
  • 明治14年頃、東京のある新聞社が紙面の都合で、その時使用していた新聞判(三々判=2尺3寸×3尺3寸)の四つ切りでは狭すぎ、ニつ切りでは広すぎるというので、後のいわゆる菊判半裁でその新聞を発行することとし、用紙を日本橋の川上正助店に注文しました。
  • 川上正助店では、横浜の(後の)アメリカン・トレージング会社と約定し、用紙を取り寄せました。
  • この時、新聞の「聞く(きく)」にちなんで菊花をマークとしました。
  • この判は、2尺1寸×3尺1寸の紙で、アメリカの24×37inの標準判からきたものです。